趣味

ロッドドライヤー(フィニッシングモーター)の製作

先日、釣行からの帰宅時、車内で荷崩れ発生。

嫌な予感がしたが、そのまま帰宅しラゲージルームを見たところ、フィッシングロッドが1本下敷きになっている。

恐る恐る荷物を避けてみると・・・

2本継ぎのそれぞれ、継ぎ目から2個目までのガイドがお亡くなりに。Dpp_0021

でも、ロッド本体には割れや欠けがなかったのは不幸中の幸い。

継ぎ目に近い方のガイドは位置がずれて変形しており、2番目はコーティング部分が割れてしまっている。

修理するのであれば、ガイドを交換するしかないのかな~。

まぁ、交換作業するくらいだったら新品を買った方が安上がりな程度のブツなんですがね。
でもここは敢えて、後学のためにも修理する方向でw

まずは修理方法を検索して必要なものを抽出。Dpp_0024

ガイドを交換してスレッド糸で固定するまでは、大げさな工具とかは必要ない模様。

ただ、糸で巻き付けて固定するだけでは強度が出ない(当たり前ですが)ので、エポキシ樹脂でコーティングするんだとか。

エポキシ樹脂は元がドロっとした液体で、硬化剤を混ぜ合わせて時間を置くと固まるものです。

時間を置くといっても数時間~完全硬化は数日です。

今回のように筒状のものの表面に塗布してそのままの状態で放置となると、固まるまでの間に樹脂が垂れ下がってきて歪になってしまうのです。

ではどうするか・・・

適度に材料を回転させねばなりません。

4・5分なら手で回しても大して苦ではありませんが、数時間ずーっと回してるのはさすがに無理。

そこでどうするか。

調べるとロッドドライヤーやらフィニッシングモーターやらと名前があるようですが、要はロッドをモーターで回す道具があるようです。

しかしあまり需要がないのか、それほど機種もでていないようですし価格もそこそこしますね。

皆さんは主に自作されているようです。

ここで血が騒ぐw

作ろう。

ということで、ロッド修理そっちのけでロッドドライヤーの製作に取り掛かってみた。

自作されている方のHPをいろいろ徘徊し、ロッドの固定方法やモーターの選定をしてみた。

ロッドの固定方法は作りやすさだとか使用頻度を考慮すると、大がかりなものではなく輪ゴムを用いたもので十分機能すると確信し固定方法は決まった。

問題はモーターである。

既製品をみると6回転毎分、9回転毎分や、自作されている方は15回転毎分などさまざまである。

中には正逆切り替え可能なものまで・・・

いったいどれを選定すればいいのでしょう。

配線の簡単さを求めるなら、一方向のACモーターで必要な回転数のものであれば良いのですが、回転数によって「しっかり塗れる」「乾燥が早い」など用途により使い分けとなると全回転数のものを用意とか、非現実的な話になってきましたw

さぁ~てどうしたものか。

少し早めの回転数のDCモーターにしてPWM制御で回転数を可変するか、割り切って9回転毎分固定で行くか。

悩みどころである。

ちょっと待てよ?

以前にネタで秋月電子のステッピングモータードライバー作ったよね。

これだったら、200ステップくらいのモーター使えば行けないかな~?

確か10Hzくらいから100Hzくらいまで可変できたはずだから・・・

5回転毎分として5*200/60=約17Hz
15回転毎分として約50Hz

数字上はいけるじゃないですか~w

正逆切替できるし文句なし!

問題はモータートルクがロッドを回転させるのに必要な数値かどうか。

調べてみると皆さんが使用されているモーターは1.0~1.5kg・cmくらいのようです。

候補に挙げているステッピングモーターは1.6kg・cm(使用電圧など環境によります)ですので、ほぼ同程度のパワーは兼ね備えていると思われます。

これで取りあえず、使うものは決まったのであとは作るだけです。

ですが今回は、ものの見事に行き当たりばったりで作ってみますw

設計図などは一切ありません。

思い付きのみです。

まずホームセンターで水道管とかで使用されている塩ビ材料で使えそうなものを探し出し、エンドキャップらしきものとネジや幅広輪ゴムなど小物を購入しました。Dpp_0002

購入した輪ゴムがピンっと張るくらいの位置で、エンドキャップの側面に開口部で輪ゴムが十字になるよう4か所に下穴をあけ、5mmのタップを立てます。

カップリング継手は高価なので、長ナットのお腹に穴あけてイモネジを埋め込んで回り止めにしました。Dpp_0004

何気にズレてしまったので、反対側に同様にタップ立てましたw

エンドキャップの塞がっている面のド真ん中に6mmの穴をあけます。(2mmくらいの下穴をあけてから少しずつ大きくしていく)

5mmのネジ4本をタップを立てた箇所に適度な長さまでねじ込み、モーター連結箇所に6mmのボルトと長ナットを取り付けます。Dpp_0009_2

ロッドを受けるところが完成したら、ほぼ半分ほど出来上がりです。

続いては木材を使用して土台やサポートを製作します。

サポートは網戸用ローラーなどを使用して少しでもモーターの負担が軽くなるように配慮してみました。

ロッドに傷がつく可能性も捨てられないため、ローラーとの接触箇所はマスキングテープなどで保護しましょう。Dpp_0014

土台も手間をかけたくないので、モータースタンドを角材に固定して終わり!

サポートは組みあがったモーター側に合わせて、その場で調整しながら製作・・・
ほんと、計画性のない製作物になってしまいましたわw

でも要は「目的を達成できれば良い!」ので見た目無視です。

では実際に、ロッドを回してみましょう!

あれ?

すっごい速っ・・・

最低速度でも17回転毎分くらいしてる。

そして自身の過去記事を読み返して大きな勘違いに気づく。

1相あたり10Hzだった・・・

あちゃー。

PICのプログラムいじらないとダメかな~。

面倒だなぁ~。

なんて思いながら取説を読んでいると、速度調節はプログラムではなく外部CR発振との記載が・・・

C(コンデンサー)は可変ものが手持ちパーツにはなく、R(抵抗)は数種類持っているので可変抵抗を取り換えたら発振周波数を変えられるのではないだろうか。

ということで、10kΩの可変抵抗を100kΩに換装して再チェック。

少し値は大雑把になるけど、目的の回転数を確保することが出来ました。

目視とストップウォッチでの計測になりますが、2回転毎分~64回転毎分まで連続可変可能となりました。

回転数が低くなればなるほど、ステッピングモーターの特性上、カクカクの動きになります。
マイクロステップの機能がこのドライバにはないので仕方ないのです。

ロッドを固定するところを輪ゴムにしているので、カクカクした動きでもゴムが吸収し、ロッドにはそれほど大きな振動は伝わりません。

前述の回転数の調整に加え、正逆の切り替えも可能なドライバなので、これ1台でいろいろなロッド補修に使えるかもしれません。Dpp_0016

ただし、少し音は大きいですw

あとは連続稼働にどこまで耐えられるかが検証できていません。

取りあえずひとまずはおおかた完成ということにして、あとは実働で問題点を抽出して改善することにします。

現時点での問題点は、基板のケースを加工していないのと、低速域および高速域が不要で5~20回転毎分くらいあれば用をなすので、抵抗値を微調整するのと併せて基板上の小さな可変抵抗をプラスドライバーで調整しているので、ケース取付のものに取り換える予定です。

また、現在はスイッチを押し続けていないと回転しないため、元のスイッチをケース取付のトグルスイッチに換装します。

時間があったら、動作状況とカクカク感を動画で紹介します。

次はロッド修理の模様をお伝えしますw

では。

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