GL iNet GL-AR300M16-ExtでASIAIR ProのWi-Fi強化(備忘
先日、ホテルルーターでZWO ASIAIR ProのWi-Fiを強化したが、念のために買っておいたGL iNetのルーターでも設定をしたので、自身の備忘録として残しておこうと思う。
というのも、ASIAIR Appのバージョンが2.1に上がり、前バージョンであったかどうかわからない(意識していない)デバイスの切替ボタンに気づいたので試してみようと思ったものである。
恐らくはステーションモードでの使い勝手を向上するためについた機能であると思うが、スマホなどのデバイス1台で、ASIAIRシリーズを複数台切り替えて使えるものである。
単純に想定できるのは、すべてが同一のネットワークに接続している必要があるんだろうなということなので、1台しか接続できない前回のホテルルーターでは試すことができなかったのである。そのため、有線LANを2ポート利用できるルーターで試すこととなったのでセットアップ手順をメモる。
まずはルーターを電源に接続してしばらく待つ(緑ランプ2つ点灯、赤ランプ1つ点滅するまで)
スマホなどでルーターに接続する。
ブラウザで設定画面にアクセスする。(192.168.8.1) 何故かはわからないが、Androidで設定画面が開かなかったのでiPadから。
言語を自分の理解できるものに変更し「Next」をタップする。(例:日本語)
表示が変わったら「続き」(日本語の場合)をタップする。
管理者パスワードを「新しいパスワード」と「新しいパスワードを確認してください」に同じものを入れて「提出する」をタップする。
設定画面が開く。
左メニューの「その他の設定」から「ネットワークモード」が「ルーターモード」になっていることを確認する。
引き続き同項「LAN IP」を開き、LAN側のIPアドレスならびに開始・終了のIPアドレスを設定し「適用」をタップする。※デフォルトであれば特段操作の必要なし。(例:10.0.0.2、10.0.0.100、10.0.0.249)
左メニューの「インターネット」を開き、"LANポートとして使用,change"の「change」をタップする。
警告が表示されるので、WANポートに何もつながず「はい」をタップする。
画面上やルーター本体にしばらく何も変化がないが、再起動がかかっているのでしばらく待機する。(1分ほど)
ブラウザをリロードすると"有線"のメッセージが変わり、WANポートがLANポートとして機能していることが表示されます。(赤ランプの点滅速度が若干異なるのを確認しリロードする)
ルーターの設定は以上。
ASIAIR Appの有線IPアドレスは、前回記事からいじらないことを前提にルーターを設定したので、あとは今まで通りアプリを使います。
通常はステーションモードで利用されているでしょうから、自宅Wi-Fiに複数台が接続されているのでしょうけど、小生は固定設備ではないので出先で複数台のASIAIRを接続するネットワークが必要となります。(ポケットWi-Fiがあるので、ステーションモードができなくはないですが・・・)
そこで、先ほどルーターを有線で2ポートつなげるよう設定したのです。
では、同一ネットワークに2台のASIAIR Proをつないでみましょう。
本当につなぐだけです。
ルーターを起動し、完全に起動したら続いてASIAIRを起動します。
スマホをルーターに接続し、Appを実行すると最後に接続したASIAIRに自動接続します。(最後に接続したデバイスが存在する場合)
アンテナアイコンをタップしてから下までスクロールすると"Switch Device"に現在接続しているASIAIRのシリアルナンバーが表示されます。
同項右にある、矢印が円を描いているアイコンをタップするとASIAIRデバイス検索画面が開き、結果が表示されます。目的のデバイスが存在しない場合は起動状態や接続状態を確認します。
接続したいデバイス名の右の「Connect」をタップするとそのデバイスに接続され"Switch Device"にシリアルナンバーが表示されます。
初めて接続するデバイスの場合は設定ファイルがないので、メインカメラやガイドカメラなど、すべての設定を行う必要があります。
また、アップデートがある場合もデバイスの切替ではバージョンチェックが行われず、古いファームウェアで最新Appが動作している状態になるため、何らかの不具合が発生する可能性を否定できません。もしバージョンアップの情報を得ているのであれば、実践前にすべてのデバイスをアップデートしておきましょう。(次期バージョンで改修してくれると良いのですが・・・)
もしくは、ここで一度Appを閉じ、再起動すると閉じたときのデバイスでバージョンチェックが行われ、アップデートされます。
最後に・・・
この方法では、少なくとも1本は長いLANケーブルが必要です。まぁ元々はProのWi-Fi強化が目的ですからね・・・
隣(?)のASIAIRデバイスまで届くだけのLANケーブルを用意してくださいね。(引っかかっても大丈夫なくらいの余裕を持たせてww)
明日は仮想撮影しながらデバイス切替を試してみようと思います。
ではまた。
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