Nexstar+のRS-232接続ケーブルの作り替え
むか~し、CGEM付属のNexstar+のRS-232接続ケーブルを延長したくてゴニョゴニョしたのですが、今回ケーブル自体を作り替えた。
と言うのも、アマチュア無線で作成したケーブルの余り部品でRS-232toUSBのシリアル変換基板があったので、D-SUB9PとRS232toUSBシリアル変換ケーブルを併用している現状をもっとスリムにできるのではないかと思ってしまったのでやってみた。
小生のNexstar+は初期型で、PC接続のRS-232ポートは電話線などで用いられる4極4芯(RJ-22)のモジュラープラグのみです。
またもや結果論でできてしまったのです。
用意したものはシリアル変換基板(USB->RS232レベル出力)1枚とAWG30シールド付き4芯ケーブルを5m、4極4芯モジュラージャック、4mmの熱収縮チューブ少し、ケーブルブッシュです。試してはいませんがAWG28くらいが最適かもしれません。AWG30をかしめたのですが2個ほど接触不良で失敗しました。GND用の芯がうまくいきませんでした。
ブッシュ穴はケーブル外径より少し大きく、負荷が直接半田箇所にかかってしまうため、グルーガンをうまく使いブッシュにフィットするように加工します。これで多少無理に引っ張っても簡単には切れません。
CGEMのマニュアルにRS-232接続方法とモジュラージャックの接続図があったので、まずは適当に(というわけにもいきませんが)ケーブルをかしめます。小生は1番を黄色、2番を黒、3番を赤、4番を白の順にしました。このうち3番の赤は使いませんが収まりが悪いので一緒にかしめて、基板側のほうで処置します。
モジュラージャックをかしめたらテスターで各芯線の導通や芯線同士の短絡がないことを確認します。
続いてブッシュを基板側の切断面から差し込み、前述の処理をしてブッシュを固定します。
最後に基板へのはんだ付けです。基板には複数の端子がありますが、今回使用するのはTXD、RXD、GNDの3端子のみです。
モジュラジャック1番の黄色をRXD、4番の白色をTXD、2番の黒色をGNDに接続します。
組み立てはこれだけで、次はドライバソフトのインストールです。
今回のシリアル変換基板はFTDI社のFT232RLを用いているので、小生が使用しているPCにはドライバが入っていたようで刺すだけで認識しました。もし認識しない場合はFTDIのホームページでドライバをダウンロードしてインストールします。
デバイスマネージャでCOMポートに認識されていれば問題なく使えるかと思います。(マウントに接続しないとシリアル変換だけが認識され、マウントがASCOMで認識されません。)
こんな感じでしょうか。
札幌に引っ越してきてから一度も撮影ができていない状況ですが、まぁ折を見てやってみます。
ではまた。
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