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ステライメージ9届く

少し手違いがあり遅くなったが24日にステライメージ9が届いた。

Img_1618

というのも、どこかで「予約しました」という投稿を見かけ、アストロアーツのオンラインショップを訪れたところ、アップグレード版がないので問い合わせた。

12月15日に次の対応を行いました。
問「アップグレード版(V8より)は、いつから予約可能ですか。」
答「11月24日よりご案内をお送りいたしました。」

問「御社からのメールは来ていません。」
答「11月24日に郵送しましたご案内に記載されています。」

問「郵便物は届いていません。」
答1「「今後はがきで案内を送らない」にチェックが入っていました。そのためアップグレード案内をお送りしていなかったようです。」
答2「以下の手順で行ってください。」

こんなやり取りがあり、結局のところアップグレード案内は送っていないので、情報は自分で仕入れろということのようです。
マイページで手続きするんだったら、最初から教えてくれよなって思いましたが、対応が機械的であまり信用できないという印象を待ちました。

そんなこんなで届いたのが24日。
早速インストール・・・

何か2回も再起動されたよ。
VCなんちゃらをインストールする必要があるとかで・・・

無事インストールは終わり起動。
まぁ見慣れた画面ですわ。
UIはほとんど弄っていないようで。

9の触れ込みは「大幅な高速化を実現」である。

ここまで言われると何がどこまで速くなっているのかを自分で確かめたいのが人の性である。

8と同居できるので、PCを2台用意せずとも1台で両方を比較できる。
環境が同一のためPCの個体差による微妙な違いもなく単純比較できる。

今回はコンポジットと前段の自動位置合わせを比較した。

素材は以下の通り

画像:ZWO ASI6200MM Proで撮影したM42のR画像(Gain300、180秒×10枚、9576x6388pix)
   各画像はダーク補正、ホット/クールピクセル除去済みFitsファイル

PCスペック
CPU:AMD Ryzen9 3900X(自動ブーストモード)
RAM:DDR4 3200 64GB
VGA:nVIDIA GEFORCE RTX2060(GDDR6 6GB)
O S:Windows10 Pro 64bit
SysDisk:NVMe M.2 SSD

Tm005_cmp

まずは位置合わせから。
10枚目の画像を基準に「自動」モードで位置合わせ実行。
8:3分43秒
9:2分43秒

速くなってる!
と言っても、製品紹介ページの動画ほど速くなってはいない。

求めるソフトが見当たらなかったので、WindowsのタスクマネージャーでCPUなどのパフォーマンスを確認した。
8で処理中のプロセッサ全体と個別の使用率

Tm003_8ichi Tm003_8ichi_ko

9で処理中のプロセッサ全体と個別の使用率

Tm001_9ichi Tm001_9ichi_ko

使われているのはCPUのみで、メモリは全く利用されていない。
すなわち、自動位置合わせにおいては同世代でも速度の速いCPUを使えば処理時間が短くなることがわかる。
プロセッサ単体でも、全プロセッサに負荷がかかっており、マルチコアをきちんと使って処理していることがわかる。
使用率100%になる山が9の方が多くなっているのと、1プロセッサだけがほぼ常時100%の使用率となっており、このあたりが処理速度の向上につながっているものと思われる。

続いてコンポジット。
加算平均(σクリッピング)、しきい値1.1σ以上、ピクセル補間バイキュービックで実施。
8:1分21秒
9:1分15秒

大差ない。
コンポジット自体はほとんど高速化されていないことがわかる。

同様にCPUなどのパフォーマンスを確認した。
8で処理中のプロセッサ全体と個別の使用率

Tm004_8stack Tm004_8stack_ko

9で処理中のプロセッサ全体と個別の使用率

Tm002_9stack Tm002_9stack_ko

こちらも使われているのはCPUのみでメモリは全く活用されていない。
それに、コンポジット処理はマルチコアさえも活用していない。
プロセッサ個別の使用率を見ていただければわかるが、1プロセッサだけが使用率100%で処理していることがわかる。
これをマルチコアで処理するようにすれば、もっと高速化できると思うのだが技術的に難しいのでしょうかね。
プログラミングの知識とかは全くないので、そのあたりのメーカーの考え方がわかりません。

今回は位置合わせとコンポジットを単純比較してみましたが「速くなった!」って喜べるほどのものではなかったような気がします。
10枚程度のものなのでこのくらいの時間ですが、30枚40枚のスタックが当たり前ですから、単純に3倍4倍になったとしたら平気で処理時間10分以上かかります。
これでも前バージョンより速くなったと言うのはわかりますが、元々が遅すぎるので少し速くなったところで大した恩恵は受けられないのかなっていうのが正直な感想です。
もっと改善する余地はあると思うので、より良いものにして頂きたいと切に願います。

おまけで自動セルフフラット補正も少し弄ってみましたがよくわかりません。

明らかに周辺減光が起きてる画像を探し出して試してみます。

ではまた。

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