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ファインダースコープの暗視野照明

ファインダーの十字線が暗い空では見づらいのは当たり前で、何とか安価で見えるようにならないかと思っていたので、ネタついでに実行してみた。

国際光器とかスカイウォッチャーで販売している暗視野照明付ファインダーを購入すれば簡単ですが、そこそこのお値段で鏡筒とガイドスコープ用の2本を買わなければならない。

となると思いがけずかなりの出費になる。

実用できる程度でもっと安くできないものかと考えていたので、これを機に自作してみた。

まずはどのようにしようか。

以前から案としては2通りあった。

十字線に蓄光塗料を塗って、使用する際は懐中電灯などの光を当てて見えるようにするか、付近に適当な穴をあけてLEDを埋め込んで十字線を照射するかである。

加工が楽なのは塗料ですが、十字線は非常に細く切れやすいので、失敗すると戻すのがかなり面倒になる。

照射については加工が結構面倒で位置がずれていると、思っているように十字線が見えない可能性もある。

と言うことで取り掛かるのを躊躇していたのである。

ふと思ったのがガイドパックSの極軸望遠鏡である。

前回の記事で極望をCGEM赤道儀に付けた際に「この照射方法ならファインダーでも使えるかも!」なんて思いついてしまったものだから実行に移した。

今回の方法はファインダー本体を加工する必要は全くない。

この極軸望遠鏡は、極望から少し離れた場所で点光源を点灯させることによりスケールを見えるようにしているものである。

同じような原理をファインダーで再現すればよい。

初めはLEDを同じような場所で点灯させようと計画していたが、イマイチ自分が持っているイメージにそぐわず、もう少し何とかしようと考えた。

次にLEDの位置を変え、光ファイバーで目的の場所に光源を発生させようと考えたが、ファイバー自体はふにゃふにゃなので、固定にイマイチ良い案が浮かばなかった。

で、最終的にたどり着いたのがアクリル製品。

ある程度の厚さを持っているアクリル板や棒の断面から光を照射すると、光ファイバーのように内面で反射を繰り返し、反対側の断面に光が出力されるので、これを利用して光源にすることとした。

今回の材料は次の通り。

四角アクリル棒(3mm×3mm×1m)  250円くらい
5mm赤色LED×1個  10個で200円くらい
単3電池ケース(2本直列3V)×1個  200円くらい
1/4wカーボン抵抗×1本  100本で100円くらいCimg1852
半固定抵抗×1個  50円くらい
熱収縮チューブ  200円くらい
配線適量
平型端子など
必要ならばスイッチ(今回は電池抜き差しなのでスイッチ未実装)

このくらいですかね。Cimg1857

作り方はかなり適当ですw

【作り方】

1.アクリル棒を15㎝程度の長さに切断する。

2.片端のみ斜めにカットして切断面をヤスリ掛けして整える。Cimg1869

3.ファインダーに合わせて2の断面が中央に来るように合わせたところマーキングする。

4.マーキングしたあたりをライターで炙るなどして柔らかくし、90度折り曲げる。

5.反対側断面にLEDを接着剤で固定する。

6.電池ボックス回りを組み立てる。Cimg1846
  今回は0~100Ωの可変抵抗を使用しており、0Ω付近の時にLEDの端子電圧が高くなりすぎるため、破壊防止のために直列に1/4wカーボン抵抗を接続しています。

7.LEDのリード線から配線で延長する。
  適当な長さにします。

8.LEDと電池ボックスを接続する。Cimg1875

9.輪ゴムなどでファインダーに加工したアクリル棒とLEDを固定する。

10.電池を入れる。

11.可変抵抗で輝度調整する。

12.実際に使ってみる。Cimg1877

適当に文字で表現すると、意外とあっさり書き終わりますね。

実際作ってみると、特にアクリル棒の加工が大変です。

100円ショップで、電池式の発泡カッターが売ってますので、今回の加工のみだと割り切って壊れても痛くない工具を調達しても良いと思います。(小生は買いましたw)

使用感は・・・

意外と使えます。

ってか、普通に十字線見えます。

極軸合わせの時と大して変わりません。

1台分1000円もしないで暗視野照明ができますので、かなり安上がりに目的を達成できました。

ここ最近では久しぶりに自画自賛できる工作だったなw

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